【ぷちデレラ】ぷちエピソード

エピソード1(Viレッスンエピソード1)
レッスンスタジオ あ、あの……プロデューサー、私……アイドルというのは、や、やっぱり……ムリじゃないかな、と、思うのだが……その、どう思う……?
だ、だってほら、私……ヘンだろ……?存在感もないし、ふ、普通の人みたいに、器用にはできない方だから……さ……。
演技のレッスンも……『嬉しそうに』とか『かわいく』とか……そんな自分、想像できないし……絶対、キモい……。
だ、だから、ムリじゃないかな、と、思ったのだが……でも、な、なんだか、こんなことを話してるのが、恥ずかしくなってきた……。
せっかく、こんなヘンなヤツをアイドルにしようと、レッスンしてくれたんだもんな……。もうちょっとだけ、が、がんばってみる……。
エピソード2(Voレッスンエピソード1)
レッスンスタジオ あー、あー。あ、プロデューサー。フヒッ、あの、お疲れだぞ。い、いま、ヴォーカルレッスン、受けてたんだ。発声、ちょっとだけ、だけどな。
まぁ、この通り、暗いヒキコモリだし、あんまり人と話さないから……大きい声とか、もちろん、でるわけないっていうか、うん。
い、いつもどんな音楽を聞くかって、トレーナーさんに聞かれたけど……こ、答えなきゃダメかな。あの……その……メ、メタル、とか。
……や、やっぱり趣味悪いよな、そうだよな、うん。……そうでも、ない……か?普通、この話するとみんな、ドン引きするんだが。
フフ……フヒヒヒ。そっか、ヘンじゃないか。じゃあ、シャウトとか、してもイイか?いくぞ……ふぅ……『キノコキノコキノコーーー!!!!』……あ、引いた?
エピソード3(Daレッスンエピソード1)
レッスンスタジオ ダンス……ダンスか……プロデューサー、ダンスレッスンは……苦手だ……。というか、う、動くのが……苦手だ……。
ほ、ほら、私、部屋でジメジメしているのが好きだから……運動とか、得意じゃないんだよな……見たまんまだけど……。
た、たとえばキノコだって、動いたりしないだろ……?そういうこと、だよ。ちょっと……無理があったか。そうだな。
あ、でも、身体は柔らかいかも……。自慢できるほどじゃないけどな……。でも、ダンスするときには有利らしい……フヒ。
キノコも、柔らかいもんな。やっぱり、そういうところから、キノコリスペクトしていこうかなって……う、うん。冗談だよ……。
エピソード4(ステップアップエピソード1)
レッスンスタジオ や、やぁプロデューサー、今日は、私の親友を紹介したいんだ……いいかな。……フヒ。じゃん。私の親友、キノコだ。
………。ア、なんか、驚いたか?プロデューサーなら、分かってくれるかと思って紹介したんだが……。
わ、わかる……か?わかるか!そうだよな!わかるよな!プロデューサーも、キノコとトモダチになれるよな!
プロデューサーがキノコとトモダチになれたら、それはその、つまり……私とキノコは親友なわけで……えーと……。
親友のトモダチは……トモダチだよな……?私とプロデューサーも……トモダチに……フヒ、あっ、なんだ、自分、キモくなる、ヤメよう……フヒヒ。
エピソード5(Viレッスンエピソード2)
レッスンスタジオ プロデューサー、トレーナーさんに、怒られたぞ……。怒られたというか、指摘されたというか、クレームを付けられたというか……。
というのもだな、その……星輝子、お前は、どっちなんだ、と……。どっちなんだと言われても、こっちも困るのだが……。
その、レッスンしているときに、テンションが上がりすぎて、メタルな絶叫モードになったんだけど……驚かれてしまって。
それで……メタルモードと、今みたいなネガティブモード、お前はどっちなんだ、と……。そんなの、初めて言われたんだが……。
な、なぁプロデューサー。わ、私は、どっちも私……だよな……?うん……どっちもで演技が上達するように、2倍レッスンするか……。
エピソード6(Voレッスンエピソード2)
レッスンスタジオ ヒャーッハッッハッ!ヒャーッハッッハ!!!アイアーム!ホシーッ!ショーウコーッ!!……フヒ。こんな感じで、あとは、流れで……いける。
あ、プロデューサー、う、うるさかった?ごめんごめん、つい、テンションが上がりすぎて、キノコゲージを突破してしまった。
ついに、曲をもらったからな……どういうアピールをするか、考えてて……。あ、アイドルっぽい?フヒヒ……。
いいよー、メタルなキノコソング、最高だよー。これで全国のキノコたちもボッチたちも立ち上がることができるよー。
プロデューサーも、スーツなんて脱ぎ捨ててさ……一緒にシャウトしようぜぇ……ほら、せーの!『マッシュアップ!!』
エピソード7(Daレッスンエピソード2)
レッスンスタジオ ふふふ……。プロデューサー、あれだけ大変だったダンスレッスンも、もう怖くないぜぇ……。その秘密、知りたいかい?
いいぜぇ……トモダチには特別に教えてあげる……。それはね……曲がポイントだったのさ!
王道アイドルソングといえば、フリフリ、キャピキャピの振り付けだろう?じゃあ、キノコメタルソングだったら、振り付けはどうなる?
ヒャーッハッッハ!そう!客席を煽るキノココール!略してキノコールがあればいいのさ!アイドルらしさなんてぶち壊す!!!
これでこそ星輝子のステージ!!星輝子のパフォーマンス!!細かいダンスは気にしない!メタルは勢いで、突破するぜぇ!!!!
エピソード8(ステップアップエピソード2)
レッスンスタジオ フヒ……フヒヒヒ。ニヤニヤしちゃうな。キモいな。でも、今日はニヤニヤするな。止まらないな。フヒ……フヒヒヒ。
あ、プロデューサー。ニヤニヤしてる私、キモいかな。……答えはいいんだ。ともかく、うれしいときは、ひっそり喜ぶんだ。
私がアイドルとして、曲を出せたり、LIVEにでられたりするなんて、世界中の誰も思ってなかったぞ。わ、私もね。
でも、昨日、初めてファンレターっていうのをもらったんだ。ファンだぞ。私に、ファンだぞ。キノコとプロデューサーしかトモダチがいない、私が。
これを喜ばないで、いつ喜ぶんだ。……でも、パーティーは苦手だから、ニヤニヤして過ごすんだ。プロデューサーも、ニヤニヤしよう……フヒヒ。

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