【思い出エピソード】爆発★キノコ

爆発★キノコ
前編(事務所) キノコーキノコー越冬キノコー♪あったか土壌でヌクヌク胞子ー……高温多湿で冬を越せー♪みんな……あったかぁくして、おねんねだ……。
あ、プロデューサー、やぁ。事務所、ちょっと蒸し暑い、か?ヒーターと加湿器、勝手に入れて、ごめん。設定温度25度……湿度はめざせ100%。
キノコたちが、とても過ごしやすい温度なんだ。もちろん私にとっても最高の環境……フフ。私とキノコは……もはや一心同体、菌糸体。
あ、プ、プロデューサーも、友だちだから……私のお願い、聞いてくれる、か?……この間、とっても気になる情報を……仕入れたんだ。
なんと、「キノコグッズ専門ショップオープン!」フ、フヒヒヒヒヒ……きのこショップ……ステキな響き……きっと、いろんなキノコ……揃ってるんだ。
でも、ショップの場所がだな……若者の街……リア充の巣窟……こ、怖い。そんなところ行ったら……私、5分で肺が腐ってしまう……。
だから……私を原宿へ連れてってくれ……。プロデューサーがいれば、私もきっと、がんばれる……ほんの、ちょっとだけ……な。
後編(原宿きのこグッズショップ) フヒッ……!ひ、人、人、人……人がいっぱい……。これは何かの祭か……?人がひしめき合って……キノコの群生地みたい……。
プ、プロデューサー……やっぱりここは……私のくるべきところじゃなかった……気がする。この人口密度は……もはや地獄……。
その……プロデューサー……?私、ここで迷ったら……私、もう生きて帰れない……。絶対に、見捨てないでくれよ……。
それにしても……?なんかみんな……私をジロジロ見てる気がする……。リア充たちの視線が痛い……。わ、私……変じゃない、か?
その……家にある中で、一番、特別な服……着てきたんだ。もしものときに備えて、唯一持ってた女の子っぽいやつ……。
で、でも……どう考えても浮いてるよな……?似合ってないと、自分でも思ったんだ……でも、着替えてたら遅刻しそうで……。
フヒッ!やっぱ、無理!私の中から……黒い菌糸がムクムクと……み、み、見るなァーッ!!お前ら、全員まとめて……爆発しろォーッ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿